お役立ち情報

メールのアイコン

お問い合わせ

カツオブシムシの特徴と効果的な駆除対策とは?

カツオブシムシは衣類やシーツなどを食べてしまう害虫です。その名の通りカツオブシを好み、その他にも煮干し、粉ミルク、ペットフードなども食べてしまう食害虫でもあります。

実は成虫は花粉や蜜などを食べて生きていて、こうした被害を及ぼすのは幼虫のみなのですが、この幼虫が飢餓状態でも生きられるという特徴があり、繁殖力が強いのが厄介な点です。

 

そこで今回は、カツオブシムシの特徴と、その効果的な駆除対策をご紹介します。

 

1. カツオブシムシの特徴

カツオブシムシは、甲虫目カブトムシ亜目カツオブシムシ科の昆虫の総称です。カツオブシを好むことから、この名がつきました。

日本では、主に 「ヒメマルカツオブシムシ」と「ヒメカツオブシムシ」の2種類が生息しています。

 

・生息場所

日本全国に生息しています。

成虫はキク科の植物に、幼虫はタンスやクローゼットに潜んでいることが多いです。

 

・外見

「ヒメマルカツオブシムシ」

 

・成虫

体長:2.53mm

体色:白と茶色のまだら模様

体は短い楕円形で厚みがあり、背面は鱗状の毛が全体に生えています。

触角は短く、先端は棍棒状になっています。

 

・幼虫

体長:45mm(終齢幼虫)

体色:茶色っぽい体に黒っぽい毛

太めの円筒形で、胸部の三対の足がついています。体全体に短い毛が密生していて、尾の部分には槍状毛(そうじょうもう)と呼ばれる長い毛の束があります。毒はありませんが鋭く、アリが刺されて命を落とすこともあります。刺激を与えると、毛を広げて威嚇するので注意が必要です。

 

「ヒメカツオブシムシ」

・成虫

体長:3.55.5mm

体色:黒色

やや細めの楕円形をしていて、毛が全体に生えています。

触角は短く、先端は、メスは棍棒状に、オスは末端3節が太くなっています。

 

・幼虫

体長:710mm(終齢幼虫)

体色:赤褐色の毛

太めの円筒形で、胸部の三対の足がついています。体全体に赤褐色の短い毛が密生していて、ヒメマルカツオブシムシと同様に尾の部分には槍状毛(そうじょうもう)と呼ばれる長い毛の束があります。

 

・活動時期

成虫の活動が活発になるのは、5月~6月頃です。

幼虫はほとんど年中活動しています。

 

・餌

成虫:花の蜜や花粉

白っぽい色や淡い色の花、特にキク科の花を好みます。

幼虫:カツオブシ、その他煮干しなどの動物性乾燥食品、繊維(ウールやカシミア、絹、麻など)、毛皮や動物標本など。

噛む力が強いので、乾燥食品がきちんと包装されていても、それを破って中に入ることもあります。

 

・繁殖能力

繁殖能力は強いです。特に幼虫の生命力が非常に強いため、数年前に飛来したカツオブシムシの卵が幼虫に成長して出現することもあるのです。

成虫の寿命は3050日程度で、成虫になって10日程度の間に、ヒメマルカツオブシムシの場合は20個~100個、ヒメカツオブシムシ場合は40個~90個もの卵を、薄暗いクローゼットやタンスの奥や衣服に産みつけます。

卵は1030日で孵化し、幼虫期間は300日程度と非常に長く、710回程度脱皮します。餌が十分にない時であれば、幼虫の期間を23年に延ばすことが可能で、そのうち612ヶ月程度は飢餓状態でも生きられるという凄まじい生命力を持っています。

 

・習性

成虫:明るいところ、白い物好む傾向にあります。そのため、白っぽい洗濯物や白っぽい衣類についてしまうことが多いです。

幼虫:薄暗いところを好みます。

 

2.カツオブシムシの侵入を防ぐ方法

衣類や食品に被害を与えるのはカツオブシムシの幼虫ですが、それ防ぐにはまず成虫を室内に侵入させないことが重要です。

 

<洗濯物を取り込む時に確認する>

カツオブシムシは、洗濯物にくっついて室内に入ってきてしまうことが多いです。取り込む時にカツオブシムシがついていないか確認しましょう。白っぽいものにつきやすいので、小さい虫ですがよく見ると発見することができるでしょう。

56月は部屋干しにしておくという選択肢もあります。

 

<外出先から帰ってきた時に確認する>

カツオブシムシは、着ている衣服にくっついて室内に入ってきてしまうことがあります。活動が活発な時期には、室内に入る時にカツオブシムシがついていないか確認しましょう。洗濯物同様に白っぽいものにつきやすいので、淡い色合いの服を着ている日は特に注意が必要です。

自然の多い場所に出掛けた時には、帰ってきたらすぐに衣服を脱ぎ、洗濯をしてしまうと安心です。

 

<キク科の植物を置かない>

カツオブシムシは、マーガレットやヒメジョオンなどのキク科の植物を好みます。庭先に植えないのはもちろんのこと、切り花や生花を購入する時にも注意が必要です。

 

<防虫剤を設置する>

まだ目の前に現れていなくても、衣類を守るために防虫剤を必ず設置するようにしましょう。時間が経つと効果がなくなってしまうので、定期的に取り替えるのも忘れないようにしてください。

 

<食品は密閉して保管する>

カツオブシや煮干しなどの乾燥食品は、密閉容器に入れて保管するようにしましょう。封をしっかり閉めただけでは、包装を破って侵入してしまう可能性があります。

 

3. カツオブシムシの駆除する方法

室内に入ってきてしまったカツオブシムシの成虫や繁殖してしまった幼虫の駆除方法をご紹介します。

 

<殺虫剤を吹きかける>

成虫に対して最も効果的なのは殺虫剤を吹きかけて駆除する方法です。

カツオブシムシは小さいので、近くで噴射すると飛んでいってしまいます。ある程度距離をとって噴射するようにしましょう。

 

<くん煙剤・くん蒸剤で駆除する>

一度に多くのカツオブシムシを駆除するには、くん煙剤・くん蒸剤を使用しましょう。

窓や扉、換気口などをしっかりと閉めて密閉し、クローゼットや押入れなどの衣服のある場所を開けて、煙が隅々まで行き渡るようにしっかり準備します。家電や観葉植物には煙がかからないように、使用しない部屋に移動させるか、ビニールカバーなどでカバーをする必要があります。

くん煙材を使うと火災報知器が作動してしまう可能性があるので、マンションなどの場合はくん蒸剤の使用がおすすめです。

ただし、衣類に潜り込んだり、クローゼットの隅に隠れているカツオブシムシの幼虫まで薬剤を行き渡らせるのは難しい上に、そもそもあまり薬剤が効かないこともあるようです。

 

<熱で駆除する>

カツオブシムシは熱に弱いので、65度以上の高熱で駆除することができます。衣類などの場合は、アイロンやスチームアイロンをあてたり、コインランドリーの高熱乾燥機を利用したりして駆除しましょう。

 

4.まとめ

カツオブシムシの幼虫は生命力が強く、一度駆除できたと思っても時間が経ってからまた発生することもあり、素人が完全に駆除するのは難しいといわれています。そうこうしている間に、大切な衣類を食べられてしまったらとても悲しいですよね

衣類に被害が確認できた場合、カツオブシムシを見かけた場合などには、これ以上被害がでる前に、プロの害虫駆除業者に相談してみてくださいね。

職人社長体験記一覧