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ムクドリの特徴と効果的な駆除方法とは?

ムクドリと聞いて、なんとなく聞いたことはあるけれど、その姿をはっきりとイメージできる人は少ないかもしれません。でも、ムクドリは日本のほぼ全域に生息しています。黄色いくちばしと足が特徴的な可愛らしい鳥ですが、大群で行動することから鳴き声や糞によって人に害を与えたり、家屋に巣を作ってダニなどの害虫を大量発生させたりするのです。

そこで今回は、ムクドリの特徴と効果的な駆除方法をご紹介します。

 

 

1.ムクドリの特徴

ムクドリの特徴と効果的な駆除方法とは?

□外見

全長は24センチ程度で体重は約75~90g。スズメより大きく、ハトより小さく、ずんぐりむっくりとした体型です。

全体的に黒っぽい鳥ですが、頬の部分は白く、翼、首、胸は茶褐色、頭は黒色をしています。くちばしと足は黄色いです。幼鳥は羽の色が淡く褐色を帯びており、くちばしや足の黄色も薄いです。

歩くときは、スズメのようにぴょんぴょん跳ねるのではなく、足を交互に出して歩きます。

大勢で「リャーリャー」「ギャーギャー」「ギュルギュル」と鳴くので、騒音被害につながることが多いです。

 

□食べ物

ムクドリは雑食性です。

植物の種子やリンゴやカキ、梨、桃などの果物、幼虫などを好んで食べます。

果物の中でも、酸っぱいものが苦手なのか、柑橘系は食べません。

椋(ムク)の木の実を好んで食べることが、椋鳥(ムクドリ)という名の由来になったという説もあるようです。

 

□巣

ワラ、枝、枯れ草や羽などを集めて、カラスなどの天敵に襲われにくい場所に巣を作ります。木に空いている穴や、家の戸袋や壁の間など、人の近くにも巣を作ります。特に2階の雨戸の戸袋に巣を作られてしまい、駆除をするのに苦労する人が少なくありません。

ムクドリは、一度巣立っても次の繁殖のタイミングで戻ってくる傾向があります。

 

□繁殖能力

ムクドリは一夫一妻性。1年に1〜2回、春から夏(3〜7月)にかけて繁殖します。
一回の繁殖で卵を4~7個産み、オスメスが交代しながらで卵を温めます。卵は2週間弱で孵化、その後23日ほどで巣立ちます。巣立った後も、1ヶ月程度は親鳥と一緒に行動します。

自然環境下での寿命はおおよそ5〜7年ほどといわれていますが、正確なことはわかりません。飼育環境では10年以上長生きできるといわれています。

 

□天敵

ムクドリの天敵は、オオタカやハヤブサ、フクロウといった鳥を食べる猛禽類です。他に、ヒナや巣立ったばかり幼鳥はヘビなどの爬虫類、イタチ、カラスなども天敵となります。

それらから身を守るために、集団で行動しているのです。

 

□習性

夕方になると、数羽単位ではなく、数十羽、時には数百羽、それ以上の群れを作ってねぐらへ戻り、集団で「ギャーギャー」と大きな声で鳴きます。ただしずっと鳴き続けるのではなく、30分から1時間ほど経つと眠るため、鳴き止むことが多いです。

市街地は様々なライトがついていて明るいため、なかなか寝付くことができず、長く鳴き続けることがあります。

 

ムクドリは学習能力が高い鳥であるといわれています。

ムクドリはもともと落葉樹をねぐらにしていましたが、ムクドリ対策で人間が枝を切り落としてしまうと、仕方なく常緑樹へ避難することに。ところが、好まないと思っていた常緑樹でも問題がないことを学習し、1年中常緑樹をねぐらとして暮らすようになったのです。

 

また警戒心が強いですが、天敵から身を守るには人が多いところが安全だと学習しているため、人の近くをねぐらとする傾向があります。その結果、駅前の街路樹などをねぐらとするため、騒音がしばしば問題となるのです。

 

 

2.ムクドリを侵入させないための対策

ムクドリの特徴と効果的な駆除方法とは?

ムクドリの大群が家の近くにきてしまうと、その鳴き声による騒音被害が深刻です。また、巣には大量にダニなどの害虫が発生するため、人間に害を与える可能性があります。また、農業地では、イネをはじめとする穀類や果樹園の果実を食べて被害を与えてしまいます。

まずはムクドリが近づかない、侵入しないための対策をしましょう。

 

2-1 雨戸を締めっぱなしにしない

雨戸を閉めっぱなしにしていると、ずっと戸袋が開いた状態になります。すると、ムクドリはその状態を観察し、安全な場所として巣作りをしてしまうため、雨戸を閉めっぱなしにしないようにすることが一つの対策です。

雨戸を使わない戸袋に収納したままでもよくありません。毎日、雨戸を開け閉めすれば満点ですが、不可能ですよね。ポイントは、戸袋の手を入れる隙間を封鎖したり埋めたりすることです。簡易的には、ガムテープで塞いだり、スポンジを隙間に押し込むなどです。

2-2ムクドリが嫌う仕掛けをする

①天敵であるふくろうや鷹の人形や、光るものを置く

ムクドリは警戒心が強いので、天敵であるカラスやふくろうの人形やキラキラと光るもの(C Dがよく使われます)を吊り下げたりすることで、近づいてきにくくなります。

しかし、学習能力が高いため、一定期間が過ぎると直ぐに慣れてしまい、効果がなくなってしまいます。

②忌避剤を使う

ムクドリが嫌う臭いや味の忌避剤を置いたり、撒いたりする方法も効果があります。

しかし、こちらも一定期間が過ぎると慣れてしまい、効果がなくなってしまいます。

③特殊波動方式の装置を使う

ムクドリが嫌う不規則な周波数のパルス(とても短時間だけ流れる電流や電波)を発生させることができる装置の使用も効果があります。パルスがランダムに生成されるので、ムクドリが慣れてしまうということが起こりにくいです。ただし、個人向けの商品でも数万円単位で費用がかかります。

 

2-3防鳥ネットをはる

戸袋や軒下など、巣作りをされやすいところに防鳥ネットを張って侵入できないようにします。庭木にやってきている場合は、木に防鳥ネットを張りましょう。庭木の場合、見た目を気にしないのであれば、枝を切り落とすことで、ねぐらにしたり、巣を作ったりすることができなくなります。

 

 

3 ムクドリの駆除方法

ムクドリの特徴と効果的な駆除方法とは?

ムクドリがすでに巣を作ってしまっていた場合の駆除方法をご紹介します。

ムクドリを駆除するときに注意しなければならないのは、ムクドリは「鳥獣保護法」という法律で守られているということです。野生の鳥や獣を愛護する目的として、野生の動物を捕獲したり危害を加えたりすることを禁止している法律です。

違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課せられる可能性があります。

 

対象はムクドリだけではなく、卵やヒナ、そして卵やヒナのいる巣も含まれます。もしすでに卵が産まれていた場合、巣立ちまで待つことになってしまいます。

 

3-1巣が完成する前か巣立ち後に撤去する

卵やヒナ、そして卵やヒナのいる巣を勝手に撤去することはできませんが、卵もヒナもいない巣であれば、許可がなくても撤去することが可能です。

少し心苦しくはありますが、まだ卵が産まれていないようであれば、早いうちに撤去してしまいましょう。

また巣立ち後も、次の繁殖で戻ってきてしまわないように撤去し、その後防除策をとりましょう。

 

3-2業者に駆除を依頼する

保護対象とはいえ、ムクドリの巣にはトリサシダニなどの害虫が大量発生するため、それが網戸の隙間などから住居に侵入してきたり、そのほかの様々な菌を媒介してしまったりする可能性もあり、早急な対処が必要な場合もあります。都道府県知事の鳥獣捕獲許可を受けている業者であれば対処が可能なので、相談してみましょう。業者に依頼するときは、必ず鳥獣捕獲許可を受けているかどうか確認してください。

巣立った後であっても、大量のダニやノミが発生している巣を素人が撤去するのが難しい場合も多いです。そういった場合も、業者に相談してみることをお勧めします。

 

 

4  まとめ

虫を食べてくれる益虫と言われたムクドリですが、街中や住宅街では鳴き声や糞、巣に発生するダニなどで人に被害を与えてしまいます。

庭や家屋に巣を作らせない工夫をしていても巣を作られてしまった場合は、一度専門業者に相談してみてはいかがでしょうか。

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